千葉県の空き巣常習犯が告白した手口

千葉県の空き巣常習犯が告白した手口

空き巣の手口をご存知だろうか。アイコンや象徴としてフロシキを巻きひげを生やしたサングラスの忍者、みたいな怪しい者はまずいない。 常習的に空き巣を繰り返すものは、出来るだけ目立たないよう周りになじむ格好をしている。 実際に千葉県で350件以上の余罪がある空き巣犯が明かした犯行手口が実に参考になる。空き巣の手口を知る事で、いまいちど泥棒への印象を変え危機感を持って対応していくようにしよう。 千葉県で余罪350件の空き巣犯は、特殊開錠用具所持の現行犯で逮捕された。主に高層マンションのベランダから侵入し、窓ガラスを割って空き巣行為をおこなっていた。だがこのような行為をたくさん行ってこられた理由は、綿密な準備・計画・考えをもってしての事だ。
まず、マンションのベランダにいる不審な男、と見られないよう作業着を必ず着用し、メジャーを片手に配管のチェック・マンションの改修業者を装っていたのだ。マンションはこのような業者が必ず来ますので、周りに不審がられず、逮捕までは職務質問を行われたことはないそうだ。また万が一事情を聞かれたとしても下っ端を装うのではなく信頼感を出すため現場監督のようにきれいな作業着をきていたという。
侵入先を決めるため、そのまま目ぼしい住居のチャイムを鳴らし不在を確認して回る。応答が確認されたときは間違いを装い、またチャイムには指紋を残さないようにする。
侵入できた際には、金目のものを探すのだが、物色した後はけして残さない。また換金が必要なものは換金先で足がつくので、必ず現金や商品券しか狙わない。目の前に高級な時計があったとしても徹底して触らないそうだ。これらの行為で、被害に合った事に気付かず通報を遅らせる事ができる。
逃走経路はパトカーや警察官があまり来ない裏通りを利用し、バスが通ればバスに飛び乗る。警察官はバスの中までは見ない盲点をついた策だ。通報により警察が配備されている時は、1時間ほど隠れる。これは1時間ほどたつと警察官がいなくなるので、警官が入ってこれないような他人の庭などで時間がたつのを待っていたそうだ。
目からうろこ、警官に万が一鉢合わせたときは先にあいさつをし怪しまれないようにしたそうだ。確かに逃げる犯人はビクビクとし目も泳いでいるイメージであったが、この犯人は急行することに必死で周りをみれていない警官とすれ違うこともしばしばあったそうだ。
先入観があだとなる、自分の家は自分で守らなければならない。被害に合う前に、ガラスの強化・防犯カメラ・センサーアラームなど家の中にも対策が必要なのである。

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